10月19日(水)ロームシアター京都で、スポーツ・文化・ワールド・フォーラムが開催され、NO-MAはアール・ブリュット展示をおこないました。フォーラムに参加された大勢の方にアール・ブリュットをご覧いただくことができました。
写真で報告させていただきます。
「アール・ブリュット ~多様な表現が繋ぐ新たな社会へ」
出展者:東健次、渥美圭亮、岩岡保吉、岡元俊雄、小幡正雄、勝部翔太、久保田洋子、古久保憲満、小西節雄、澤田真一、舛次崇、魲万里絵、辻勇二、戸來貴規、松本寛庸、山崎健一
[特別展示:マリオ・デル・クルト(写真家、アール・ブリュットコレクション理事)]
スポーツ・文化・ワ …
今週から二週にわたり、株式会社きびもく、NPO法人チュラキューブ代表中川悠さんをゲストにお迎え、障害のある方の社会的就労というテーマを切り口に、障害のある方が行う造形活動の今後の可能性について、お話いただきます
中川さんは講談社での「KANSAI一週間」編集業務、アートギャラリー運営を経て、2007年に株式会社きびもく、NPO法人チュラキューブを起業されました。近年はクリエイターのビジネス促進を目標に掲げ、大阪府や近畿経済産業局などのマッチングイベントのファシリテーターなども担当されています。障害者施設の工賃向上を目指したお墓参り代行サービスビジネスの立ち上げや、人と町を元気にするための様々 …
先週に引き続き、今週もシガラキ・アートコミュニケーションについての現地リポートです。今週は滋賀県甲賀市信楽町の滋賀県立陶芸の森を訪ねました。
シガラキ・アートコミュニケーションとは石野敬太氏を代表とする「ROOF」というユニットが主催する、創作活動を通じて信楽の町の魅力を再発見するプロジェクトです。地元小学校とミシガン大学芸術学部のコラボレーションのほか、今回ご紹介している陶芸の森のアーティスト等と信楽青年寮の作り手とのコラボレーションがそのコンテンツです。
今回のプロジェクトで作られた陶芸のコラボレーション作品が焼成されるとのことで、滋賀県立陶芸の森を訪れましたが、実はこのシガラキ・ …
今週は滋賀県甲賀市信楽町からの現地リポートです。この町に、信楽の暮らしのブランドとしての価値に着目し、信楽の複合的な魅力、陶芸だけではない様々な魅力を編集するユニットとして「ROOF」というユニットが立ち上がりました。彼らが主催するアートプロジェクト、「シガラキ・アートコミュニケーション」は地元小学校とミシガン大学芸術学部のコラボレーションのほか、滋賀県立陶芸の森に滞在しているアーティストと、福祉施設である信楽青年寮の作り手の方々とのコラボレーションがあり、創作プロセスを通じて信楽の町の魅力を再発見するアートプロジェクトとなっています。プロジェクトが進む信楽の現場から、このプロジェクトに関わる …
平成28年度冬のNO‐MA企画展を担当する公募キュレーターが決定しました。
公募にはアーティスト、インディペンデントキュレーターをはじめ、福祉施設職員や高校生、アール・ブリュット☆アート☆日本のボランティアスタッフの方など様々な背景を持った多数の方々からご応募いただき、改めてアール・ブリュットが様々な人やジャンルを繋ぐ魅力や可能性を持っていることを感じる機会になりました。
そして一次、二次審査を経て、キュレーター・編集者として活動されている田中みゆきさんに今回の企画展のキュレーションをお願いすることに決定しました。
先日第1回目の企画会議を行い、今後田中さんには展覧会開催に向 …
先週に引き続き、今週もNPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所、(通称ダイバージョン)の井尻貴子さんと三宅博子さんがゲストです。お二人はこれまで研究者や実践者としての立場から、多様な背景をもつ人々の表現活動に関わってこられました。障害のある人やセクシュアル・マイノリティなどの表現活動に携わった経験をもとに、彼女たちは「多様性」と「境界」に関する諸問題に対して「対話」と「表現」を通じ、新たな「迂回路」(diversion)を作ることを今後の目標としておられます。
先週は事例を交えながら、彼女たちが障害福祉の現場を中心にどのような場所に赴き、そのことを言葉にしているかをお話いただきました …
企画展「楽園の夢」関連イベント
(5)楽園の夢ツアー「やまなみ工房&陶芸空間虹の泉に行こう」
日 時:11月12日(土)9:00~18:00
以上のイベントは定員に達しましたので、募集を終了いたします。
たくさんの皆さまにお申込みをいただきまして、ありがとうございました。
(2016.9.23更新) …
今週から2週にわたって、NPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所(通称:ダイバージョン、以下、ダイバージョンと記す)の井尻貴子さんと三宅博子さんをゲストにお招きします。お二人はこれまで研究者や実践者としての立場から、多様な背景をもつ人々の表現活動に関わってこられました。今後は障害のある人やセクシュアル・マイノリティなどの表現活動に携わった経験をもとに、「多様性」と「境界」に関する諸問題に対して、「対話」と「表現」を通じ、新たな「迂回路」(diversion)を作ることを彼女たちがこれから目指しておられます。
彼女たちはどのような現場に赴き、そこからどのような具体的な対話の場づくりを行 …
アイサで8月31日(水)から9月2日(金)の3日間で「学芸員による作品展示の実地研修」を行いました。
今回の研修には、3日間合わせて11名にご参加いただきました。
作品展示研修の1回目となる今回の研修は、9月3日からボーダレス・アートミュージアムNO-MAで開催されている「楽園の夢」に出展されているアーティスト、デイヴィッド・デュバル=スミスさんと本展担当学芸員のもと行われました。
始めに、NO-MAでの作品展示について、展覧会制作のプロセスや展示方法について学芸員から説明があり、企画展「楽園の夢」の作品展示体験のレクチャーを受け、いよいよ実践です。
今回は、滞在制作を …
先週は、NO-MAの作品調査についての概要を、安藤主任、山田自立生活支援員それぞれの
アール・ブリュットとの出会いや、印象に残っている国内調査について話をさせていただきました。
今週は、タイでの調査についてです。
山田創さん(左)安藤恵多さん(右)
タイで、どんなところに調査に行かせてもらっているかというと、現地の協力者の方の紹介で、障害のある作者の自宅に行ったり、造形活動等の取り組みをしていることがウェブサイトで紹介されている福祉施設と連絡し、その施設にお邪魔したりしています。
タイに調査に行くことで感じることをそれぞれに聞くと、安藤主任は、日本との福祉の仕組みの …