今年10月にフランス・ナントで行われます、障害者の文化芸術国際交流事業「2017ジャパン×ナントプロジェクト」の事業紹介ホームページが開設されましたので、ご案内します。
障害者の文化芸術国際交流事業「2017ジャパン×ナントプロジェクト」
http://nantes.art-brut.jp/
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAを運営する、社会福祉法人グローが実行委員会事務局を務めています。
フランス・ナントでのこの事業を、国内で紹介するためのイベントが、日本各地で開催される予定となっています。ぜひご覧ください! …
「HELLO開眼」展の出展者の宮川隆さん。彼のもう一つの顔は、“カンカカリャ”だということです。
“カンカカリャ”とは何か。宮川隆とは何者か。
貴重なインタビュー記事がありましたので、リンクを貼ります。
→http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/trip/221
カンカカリャ――宮古島に古くから伝わる霊能者で、“神がかり”という意味合いを持っています。
突如、頭の中に情報が流れ出し、1枚の絵を「描いてしまった」と話す宮川さん。自分が描いたという実感はないとのこと。20年以上もの間、カンカカリャとして宇宙規模の情報を、紙に“うつしとる”作業を日々 …
企画展「HELLO 開眼」関連イベントとして、夏休みお絵かき道場「わたしの“かみさま”をつくろう」を開催します。
本イベントは、出展者である辻村耕司さんを講師にお招きして開催するワークショップです。
伝統的な街並みが残る近江八幡を歩き、意外な場所に隠れている“かみさま”を探して、みつけたら写真に撮ります。プリントした写真や石などを使って、自分だけの世界をつくり、“たましい”を吹き込みます。
夏休みお絵かき道場「わたしの“かみさま”をつくろう」
講師:辻村耕司(写真家、出展者)
日時:7月29日(土)13:00~15:00
集合:奥村家住宅(近江八幡市永原町上8)
定員:2 …
福島県いわき市に、伝説の喫茶店「ブルボン」があります。伝説たる所以、それは、店内に数多のエネルギッシュな彫刻が溢れ返っているということです。
白塗りの女性像や神仏を彷彿とさせる像が、ずらっと鎮座。店内に作品が収まりきらず、ガレージにも設置されています。
彫刻は、オーナーである宮﨑甲子雄さんが、生涯をかけて制作しました。
お店が開いている時間は、朝の7:00から10:00だったと言います。3時間お店を開けて、毎日毎日制作に明け暮れました。
このたび、NO-MAで開催中の企画展「HELLO 開眼」、宮﨑甲子雄さんの世界をつまびらかに紹介している、日本で、いや世界で最初の展覧会です。
展覧 …
ニューズレター野間の間は、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAの取り組みをはじめ、近江八幡の地域情報、アール・ブリュットに関するコラムを掲載しています。
この度21号を発行しました。↓こちらからPDFをご覧ください。
「野間の間 vol.21 (PDF)」
過去の野間の間はアーカイブページよりご覧いただけます。
21号の掲載項目をご紹介します。
・現在開催中の企画展「HELLO 開眼」の学芸員レポート
・アール・ブリュットを巡るコラム「アール・ブリュット~多様な表現が繋ぐ新たな社会~」
ゲスト:青柳正規氏(美術史学者)×北山修氏(精神科医) 聞き手:野澤和弘 …
NO-MA次回展「大西暢夫写真展 ここは、わが町」の情報を公開いたしました!
写真家・映画監督の大西暢夫は約20年にわたり、ダム建設と長い間向かい合ってきた全国の山里を巡り、そこに生きる人たちの住まいや暮らしぶりをカメラに収めてきました。また2011年の東日本大震災以降は、被災地である東北沿岸部を訪れ、その風景の撮影や、人々へのインタビューも続けています。
本展では、大西のライフワークともいえるこれらの仕事を集中的に紹介します。
作品には、困難を抱えながらも日常を大切に生きている人々が、表情豊かに写っています。その光景からは、私たちの日常とも重なり合うものを見つけられるかもしれません …
今回は、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域生活支援推進室の相談支援専門官 大平眞太郎さんをゲストにお迎えします。この数年、障がいのある人々が自分の地域でより良く暮らすための様々な支援のありかたについて、議論が進んでいます。障害のあるそのひとり一人の暮らしに必要なサービスを計画することはもちろんのこと、その人に一層寄り添ったより良い支援をする為に大切なのが「相談支援」といわれるもの。大平さんは、長年、この相談支援体制を充実させ、相談支援専門員のスキルアップのための研修などを滋賀県内を中心に行ってきました。そんな大平さんは、現在は厚生労働省で相談支援専門官をして活躍されているわけで …
「HELLO開眼」展関連イベントとして、滋賀県の歴史・民俗に関する専門家、大沼芳幸氏による講演会を開催します。
県内に数多ある山岳信仰を題材に、信仰と造形の関係を探る2回講演です。
“悟り”や“魂”など不可視な世界について考えるきっかけを与えてくれる展覧会“HELLO開眼”と併せて、奮ってご参加ください。
・その1 6月17日(土)13:30~15:00
「カミ宿るところ―近江の聖地」
・その2 7月8日(土)13:30~15:00
「姿なきカミの姿―造形への衝動」
講師:大沼芳幸(公益財団法人滋賀県文化財保護協会・普及専門員)
(NPO法人歴史資源開発機 …
アール・ブリュットをはじめとする障害者の芸術文化に関する専門的な知識を有し、国際的な舞台で活躍できる人材の発掘・育成を目的として、①NO-MA企画展、②日本とアジアのアール・ブリュット展をNO-MAと共同制作するキュレーターを公募します。
応募資格は、国籍、年齢、性別、資格・経験の有無、個人・団体すべて不問です。
アール・ブリュットに魅力を感じ、自らの言葉でその魅力を語れる人材に出会えることを楽しみしています。
詳細な公募内容と応募用紙については以下からダウンロードしてご覧ください。
平成29年度ボーダレス・アートミュージアムNO-MA企画展キュレーター公募要項
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儀礼や所作というのは、特別な場所で行われるものから、日常に浸透しているものまでさまざまですが、個人レベルで新たにつくり出すということも、当然ありえますね。
吉田格也さんが毎日毎日、ご自宅で行っている表現を見ていると本当にそう思います。
展覧会では、吉田さんが生み出し日々行っているいくつかの儀礼的な表現のうち、3つをピックアップして紹介しています。
ひとつは、水の入ったペットボトルを並べ見守る行い。
ふたつめは、自作の扇子を並べ見守る行い。
そしてみっつめは、天国につながっているという階段の絵をロール状につなげる行い。
それらの表現は、神聖な聖域をつくるか …