ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

  • Japanese
  • English
  • 中文
  • 한글

展覧会情報

これまでの展覧会

マイ・ルール ~わたし時間の集積~

2006年7月1日(土)~8月20日(日)

 私たちには毎日、日常的無意識のように繰り返しているたくさんの行為があります。歯磨きをしたり、同じ道順で駅まで歩いたり。そして、その「繰り返していること」の行為には、たとえささやかな行為の中にも自分流のこだわりのやり方「マイ・ルール」が存在します。そうすることによって、その人だけが感じる安堵する幸福な時間が生まれるのでしょう。
 自閉傾向の強い障害を持つ人たちの日々の生活は、極端に言えばその「マイ・ルール」だけで成り立っています。この煩雑で生きにくい社会の中で、彼らが自己を保つためのそれは不可欠な方法であり、「繰り返していること」の意味でもあるのです。
 今展は、現代アートの表現者3人と、障害を持つ表現者4人の「繰り返すこと」から生まれたものの形を展示いたします。「繰り返すこと」で紡ぎ出される自分流の至福の時間の集積を端的に具現化した作品群です。障害の有無を越えて「自己が存在することの、ある形」が浮かび上がり、日々の大切な時間の連なりを感じていただけることと思います。

  • →イベント
  • →作家・作品情報
会場ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
開館時間10:00~17:00
休館日毎週月曜日休館、但し17日(月・祝)は開館、翌18日(火)休館
観覧料一般200円、高大生150円、中学生以下無料

主催:ボーダレス・アートギャラリーNO-MA、社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団
後援:滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会
協 力:(社福)しがらき会信楽青年寮、(社福)なかよし福祉会第二栗東なかよし作業所、奈良県立吉野学園、しみんふくし滋賀

アートディレクター:はたよしこ

展覧会風景

  展覧会風景 展覧会風景

  展覧会風景 展覧会風景

関連イベント

トークイベント

「日常時間とアート」
日 時:7月1日(土)午後2時~4時
場 所:野間清六邸(ギャラリーNO-MA向かい)
語り手:今井祝雄、堀尾貞治、服部 正(兵庫県立美術館学芸員)、山本淳夫(滋賀県立近代美術館学芸員)

※同日4時~5時30分、オープニングレセプションを行います。ご自由に参加下さい。

ワークショップ

「自分採集-わたしの脳内地図づくり」
内 容:“わたし”にまつわるいろんなこと、最近気になっているもの、人、ことばなどを大量に陶片に描き、小さなタイルを作ります。
日 時:7月29日(土)午後1時~4時
場 所:ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
参加費:800円(観覧料は別)

※材料費を含みます。作品は焼成後、後日持ち帰られるか、着払いで送付させていただきます。

 

出展作家

伊藤喜彦 Ito Yoshihiko(1937年生まれ)

信楽青年寮(滋賀)で暮らしていた彼は作陶歴30年にも及ぶ。日々、生活の一部のように捻り出される粘土オブジェは彼の感情そのものであり、吐息のようでもあった。昨秋、急逝した彼が残した全作品を彼独自の美意識に沿って展示する。

今井祝雄 Imai Norio (1946年生まれ)

造形作家。昨日の自分のポートレイト写真を持って、今日の自分を撮る、という「デイリーポートレイト」を続けて四半世紀をゆうに超える。一枚の写真の厚みが時間の厚みとなり、今展会期中も毎日新しい写真を増やし続けて、現在進行形の展示となる。

澤田真一 Sawada Shinichi (1982年生まれ) 

身体中をびっしりと棘(トゲ)で覆われたユーモラスな生物たち。無言の彼は細い指で粘土の棘を揃え続け、施設の奥深い山の作陶所での静かな時を過ごしている。果ての無い時間はトゲトゲ増殖の形となって、いきいきと存在感を放っている。

西口友理 Nishiguchi Yuri (1970年生まれ)

今年35歳になる彼女が15歳の頃から、暮らしている施設で毎日欠かさず書き貯めてきた日記。しかし、驚くことにその日記はどの日もほとんど同じ文面が記されている。施設の単調な日々とも創造できるが、生きることの実像を突きつけられているようでもある。

橋脇健一 Hashiwaki Kenichi (1952生まれ)

通常は施設で暮らす彼が、週末自宅に戻った時だけ、今は亡き父親の思い出の場所だけ、その位置から見える物だけを描き続けている。1分間で1枚描くという正確なこだわりは、まるで写真を連写しているつもりのようにも思える。記憶の時間を記録しているのか。

堀尾貞治 Horio Sadaharu (1939年生まれ)

美術作家。自宅の玄関先に奇妙な一角がある。彼は朝の一時、そこで身辺雑器に絵の具を塗り続けている。20年近くにもなるその行為は不思議な絵の具の重層物になって「空気を塗っている」「あたりまえのこと」として作家の生活と共にある。

米田 文 Yoneda Bun (1975年生まれ)

陶芸作家。色と言葉があふれるユニークな作風で活躍する若手作家の彼女が1998年頃から約3年間だけ創り続けた作品群である。「うずまきさん」は彼女の分身であり残骸であり友でもあると言う。不安で揺れ続けたアウトサイダーな時間がここにある。

NO-MA展覧会情報に戻る

ご展覧会情報

忘れようとしても思い出せない

2019年6月8日(土)~9月8日(日)

タイトル「忘れようとしても思い出せない」は漫才コンビ「唄子・啓助」の鳳啓助による『君の事は忘れようにも思いだせない』というギャグにちなむフレーズ。本展では、未消化のままに記憶に沈殿してしまいそうな風景や出来事を、絵画や写真、映像などに留め、表現に昇華させる5名と1組の作者を紹介します。

  • NO-MA 公式 twitterページ
  • NO-MA 公式 Facebookページ