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Aug

26

ラジオ番組「Glow生きることが光になる」8月第3週・4週「大西暢夫のライフワークから見えて来るアール・ブリュットの魅力」大西暢夫さん前編・後編

毎週金曜日の21:30~21:55にお送りしているラジオ番組「Glow~生きることが光になる」。
今回は、写真家で映画監督の大西暢夫さんをゲストにお招きし、2週に渡ってお話しいただきました。


アサダパーソナリティー(左)大西暢夫さん(右)

大西さんは、約20年にわたり、ダム建設と長い間向かい合ってきた全国の山里を巡り、そこに生きる人たちの住まいや暮らしぶりをカメラに収めてきました。また2011年の東日本大震災以降は、被災地である東北沿岸部を訪れ、その風景の撮影や、人々へのインタビューも続けています。現在、NO-MAではこれら大西さんのライフワークともいえる仕事を集中的に紹介する展覧会「大西暢夫写真展 ここは、わが町」を開催中です。大西さんは、日本の精神科病棟や福祉施設などでアール・ブリュット作品やその作り手の撮影にも精力的に活動されていたので、改めて、大西さんのなかでこれらのあらゆる活動がどのようにつながっているのか、大西さんならではの視点からアール・ブリュットを語っていただきました。

まずは大西暢夫さんの写真展についてお話しいただきました。今回の展覧会はアール・ブリュットや福祉やアートの領域ではなく、テーマはダムに沈む村。90年過ぎから今まで行っており、実はアール・ブリュットの撮影より、そちらの歴が長いそう。点のように過ぎっていった歴史を超えながらダムの業界にとっては大きな揺れであったと大西さんは仰っています。世代を超えて翻弄され続ける人も中にはおり、そういう村を北海道から九州まで、各地のダム現場を20何年間通い続けてきた記録をNO-MAの1階で展示しています。また、NO-MAの蔵と2階では東日本大地震にまつわる写真と大西さん作られたが映画からの声をインスタレーションのかたちで展示しています。

大西さんの出身地、揖斐郡もダムに沈んだ町であり、幼少期に感じていたことや、当事者性はありましたかとの質問に、ダムの計画は生まれた頃からあり「日本最大のダム」とその当時から知っていたとのこと。単純に日本一のものができると嬉しかったが、ニュース番組を見ると年寄が泣いており、そのことが理解できなかった。そこで少し考え、ダムに沈むということはどういうことなのかと、ずっと気にしていたとのことでした。

カメラマンになったきっかけは、高校生の頃にその後に大西さんの師匠となった本橋成一さんの写真を見たことがきっかけで、社会派のテーマをあつかう本橋さんから自分の町のダムを見てきてはどうかと後押しがあり、そのテーマにどっぷりはまったそうです。
後半は、大西さんならではの、あらゆるフィールドを行き来しながら見えて来るアール・ブリュットの魅力や、精神科病棟での撮影や大阪の堺にあり「ココイマ」のお話しを伺いました。


アサダパーソナリティー(左)大西暢夫さん(右)

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週火曜日に更新されます)

次週は、中島秀夫さんをゲストにお迎えし、「福祉現場の造形活動」についてお届けします。

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