ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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ヨハナ・ハスト氏スペシャルギャラリートーク報告

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【ヨハナ・ハスト氏講演会報告】
3月5日(土)、NO-MAでスペシャルギャラリートークを行いました。
講師は、ヨハナ・ハストさん。スウェーデンのメンタルケア美術館にて、学芸員を勤めておられます。

まず簡単にメンタルケア美術館の紹介をさせていただきます。メンタルケア美術館は、1987年に開設され、1910年から現在に至るまでのスウェーデンの精神医療病棟における貴重な資料の数々を保存されています。同館の展示品には、看護や介護に使われた用具などの他に、患者によって創作された作品も含まれています。

本展「アール・ブリュット☆アート☆日本3」では、メンタルケア美術館に収蔵されている作品を日本で初めて公開しているのです。
ヨハナさんはメンタルケア美術館の作者の中でも、特に、カイ・フランクリンという作者について専門的に研究されています。講演会では、カイについてのエピソードや、作品の特性について多く語られました。
まず、ヨハナさんが語るには、カイのドローイングの数々は、カイの記憶そのものであるとのこと。だから、彼は自らの作品を、思い出を大事にするように非常に大切に扱ったそうです。また他には、カイは同じようなモチーフを何度も何度も作中に登場させました。その中には、「ガール・ギャング」と呼ばれる6人から8人の女性の姿がありました。写真がないのが残念ですが、彼女らガール・ギャングは、作者であるカイのファンという設定で頻繁に描かれていました。このようなユーモラスな一面も、ヨハナさんの話から聞くことができました。会場からもたくさん質問があり、お集まりの皆様が熱心に聞かれていたのが印象的でした。



また、ヨハナさんも本展各会場を回り、日本のアール・ブリュット作品を見学され、山際正巳さんの作品に驚きの声を上げたり、小西節雄さんの作品に笑顔したり、非常に楽しまれていたご様子でした。


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