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ラジオ番組「Glow生きることが光になる」1月第4週 「福井という土地から障害福祉×アートを根づかせてゆくこと」荒川裕子さん、濱見彰映さん 後編

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先週に引き続き、NPO法人福井芸術・文化フォーラムの荒川裕子さんと濱見彰映さんがゲストです。今週は、お二人が福井で実践しているアートプロジェクトや、アートと福祉を考えるために仕掛けているプロジェクトについてお話しをお聞きしました。


荒川裕子さん(左)  濱見彰映さん (右)  

福井における、福祉とアートが絡むようなプロジェクトの実情について、施設単位でカレンダーやポチ袋を作ってクラフトマーケットで売るとか、県が音頭を取り、製品作りにデザイナーが関わるというような事業といった、どちらかというと「施設発」のものが聞こえてくる内容とのこと。
そんな中、個人で(自宅で)絵を描いていて、作品を展示したいけど、自分たちではできないというようなことがポツポツと出て来たそうです。そこで、NPO法人福井芸術・文化フォーラムで長年取り組んでいる「みんなで舞台に立とう!」(通称:みなぶた)という、特別支援級や特別支援学校の生徒を中心としたパフォーマンスイベントにおいて、発表当日に会場ロビーで二人の作者の作品を展示しようということを考え、作品の見せ方や作者の関わり方などについてアイデアを出し、実現させたそうです。



お二人がさまざまなプロジェクトに取り組む中で、先週も話されていましたが「モヤモヤ」することに出会っていきます。福井市の駅前中心市街地の店舗の中で作品を展示していた時のこと。荒川さん、濱見さんも会場当番としてその場に滞在していた時、立ち寄ったお客さんがいろいろ話をしてくれたそうです。その中で、「障害のある人が作ったんだね」とか「障害があるからこんな風に作れるんだね」という、作者の障害が浮き彫りにされる瞬間が多かったそうです。
荒川さんも濱見さんも、「作品としてすごい」と思っていたのが、何だか全部「障害」で片付けられてします。この壁って何だろうとモヤモヤしたそうです。
このモヤモヤを話そう、アートと福祉、わからない部分をそのまま出そうということで企画したのが「あーと×ふくしトークカフェハナスバ」です。わからないのは、共通の言葉やイメージがないから、どんどん出会って話していったら、出会い方自体変えられるかもしれないという思いがあったそうです。デザイン、福祉、メディア、アート各分野の関係者が寄って話し合ったこの会は、とても好評で、このイベントをきっかけに生まれた展示会もあるそうで、さらに「ハナスバ」を他の地域でも開催するということまでつながったそうです。

今後について、生産性を上げる・効率化するということとは真逆のことも大切にやっていきたいという荒川さんと、通年でアートしたり、パフォーマンスをしたりできる居場所をつくるのをフラットな立場で手伝えればという濱見さん。モヤモヤを共有しながら、今後も福井の福祉やアートシーンを面白くしていく、そんな二人のキーパーソンのお話でした。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

来週は、現在NO-MAで開催中の滋賀県施設合同企画展、後期展示のオープンイベントとして開催された、美術家の今井祝雄さんと中野裕介さん(パラモデル)のトークイベントの様子をお伝えします。1月29日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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