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ラジオ番組「Glow生きることが光になる」8月の現地リポート創作ビレッジこるり村 西村一幸さん制作の現場

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今週は、アール・ブリュットが生まれる現場からのリポートです。


西村一幸さん 

西村一幸さんは、2015年2~3月に開催された、「シガカラー Shiga Color」展(近江八幡・旧伴家住宅)の出展者のお一人です。上の写真は、その時出展された作品の前での一枚。写真にも写っている、植物のようなイソギンチャクのような形が綺麗なグラデーションで色付けされたこの作品は、たくさんの人の目を引き付けました。このモチーフとなっているのは、ピラカンサ。
ピラカンサは生け垣などにも用いられる低木です。名前を聞いて、ぴんと来る方は少ないかもしれませんが、見たことがある人は多いと思います。

普段、西村さんは、滋賀県竜王町にある創作ビレッジこるり村(就労継続支援B型、生活介護の福祉サービス事業所)で制作をされています。こるり村の島田和典施設長から、この事業所の特徴や西村さんの普段の制作の様子をお聞かせいただいてから、西村さんにお話しを伺いました。
取材で訪れたこの日は写真を見ながら、彦根城を描かれていましたが、彦根城も西村さん仕様になっており、ユニークなものでした。


インタビューに答える西村さん

西村さんは京都駅近隣の倉庫会社にお勤めされるなど豊富な職歴をお持ちです。お写真からもわかるとおり、現在はお元気で絵も自在に描いていらっしゃいますが、脳に受傷された過去があり、受傷当初はそうは行かなかったそうです。新聞を写す等のご自身独自のリハビリにも取り組み、徐々に出来ることが戻ってきた経験を、喜びも交えて語ってくださいました。
ピラカンサを描くようになったのは、西村さんが描かれていた絵に、だいぶ隙間があったことに気づいた職員に「花でも描いてみてはどうですか」とアドバイスされたことがきっかけだそうです。なぜ、それでピラカンサを描こうと思われたのか尋ねると、こるり村の外出で、車窓からとある工場前に植栽として植えられていたピラカンサを見た時に、「なんて綺麗なんだろう。いいなあ」と見とれたのだそうです。そう思っていたこともあって、パッと思いついたのだそうです。
ピラカンサを見た時の感想を語る西村さんの言葉から、実際の情景が浮かぶようでしたし、ピラカンサへの深い感動がじーんと伝わってきました。ご自身の、受傷からの快復の喜びを語られた時も同様で、こちらも嬉しさがこみ上げるほどでした。絵だけでなく、話すという表現力も持ち合わせておられる西村さん。今回もまた、魅力的な作者さんに出会えた現地取材でした。


放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週は、毎日新聞の野沢和弘論説委員と、社会福祉法人グローの北岡賢剛理事長がゲストです。アール・ブリュットを文章にするということで応援し続けて来た野沢さんと、発信し続けて来た北岡理事長からお話しを伺います。次回は、この番組第100回という節目を迎えます。8月28日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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