ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」『第11回滋賀県施設合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~現地リポート』

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今週は、現在NO-MAで開催中の、「第11回滋賀県施設合同企画展」の出展者の制作現場から現地リポートです。28人の出展者の中から、お二人の現場を訪ねました。

お一人目は、滋賀県東近江市にある「きらり庵」に通う、中川猛義(なかがわたけよし)さんの下を訪ねました。

中川猛義さん

中川さんの制作の様子を伺う前に、中川さんが普段制作をしている「きらり庵」とはどんなところなのか、支援員の櫻井真実(さくらいまさみ)さんに教えていただきました。きらり庵は、障害のある方が身辺面のお手伝いをしてもらいながら、創作活動などをして日中を過ごす場です。
中川さんはここに通う中で、いろいろな作品を作っておられます。取材に訪れたこの日は、粘土造形をしていました。お寿司やお茶、車などさまざまなものをモチーフとして作っておられ、一つ一つ説明してくれました。
今回の施設合同企画展に出展している作品は、周りの利用者さんや職員、中川さんが暮らすグループホームの人、過去に出会った人などの似顔絵です。その似顔絵には、なぜか角が生え、鬼になっている人たちもいます。中川さんはご自身が書いた絵を、一定のテーマを持ってグループ化し、施設内の戸や、廊下に貼って掲示します。この日も、施設の至るところに中川さんの絵が貼られていました。

施設内の戸に貼られた作品


廊下にも貼られている

なぜ、鬼になるか。その理由は、決してその人が怖いということではなく、とても不思議で中川さんのやさしさが溢れる内容でした。
そして、取材に訪れた永田ディレクターと田端リポーターも似顔絵を描いてもらえましたが、残念ながら他の作品と一緒には貼ってはもらえませんでした。


特徴を捉えて描いてもらいました


お二人目は、滋賀県湖南市の「しあわせ作業所」に通う山本サユリさんです。

山本サユリさん。最近描いた絵の中で一番気に入りの絵とともに。

「しあわせ作業所」について、支援員の百々隆久(どどたかひさ)さんにまずはお話を伺いました。「しあわせ作業所」は、障害のある人たちが就労に向けて作業をしたり、企業実習に行ったりすることをサポートしている事業所です。
山本さんは、普段はこの事業所で作業をしているので、絵を描くのは家に帰ってから。
この日は特別に事業所に絵を持ってきていただき、お話を聞かせてもらいました。

山本サユリさん(中央) 百々隆久さん(右)

山本さんの絵の特徴は何と言っても鮮やかな色彩。音に色が感じられるという山本さんは、音楽を聴きながら、その音のイメージで絵を描くこともあるそうです。この日も実際、音楽を聴きながら描いた絵を見せてもらいました。一部はクラシック、一部は中国の音楽とのこと。

音楽を聴きながら描いた絵

また、人が発する言葉についている感情にも色を感じるとのことで、その絵についても一つずつ教えてもらいました。

人の言葉を色で表した絵

支援員の百々さんは、山本さんを「陽気でシャイ」と紹介してくれました。取材当日とても緊張しておられ、心配したお母さんが見守りに来るほどでしたが、ご自身の作品について語る言葉はとてもしっかりしておられ、なんども感嘆の声を漏らしてしまいました。「陽気」なエピソードとして、彼女はサンバが踊れるそうで事業所でもよく踊ってくれるそうですが、緊張していたこの日は残念ながら見せてはもらえませんでした。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週はゲストにアーティストで名古屋造形大学教授の高橋伸行さんをお迎えします。高橋さんがディレクターをつとめる「やさしい美術プロジェクト」についてお話を伺いながらアール・ブリュットについてもお聞きします。新春1月2日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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